言わずと知れた超有名な“ねずみキャラクター”ミッキーが凶悪な殺人鬼と化してしまうホラー映画『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』が、2025年3月から全国公開されることが決まった。
同作はウォルト・ディズニー社が1928年に公開した映画『蒸気船ウィリー』の著作権保護期間が今年ついに切れ、パブリックドメインとなったことによって製作されたものだ。
本作の登場は今年の1月に発表されており、一部映画ファンの間などでは話題となっていた。米国ではすでに8月からオンデマンドで配信されている。
物語の筋書きは、友人たちから誕生日のサプライズパーティをしてもらい、楽しい時間を過ごしていた主人公たちのまえに、ミッキーマウス(のようなもの)が出現する、というもの。
パブリックドメインとなった著名IPのキャラクターを邪悪で狂暴なものへと転換してホラー映画を製作するという流れは、日本では2023年に公開された『プー あくまのくまさん』から始まったものだが、早くもその魔手が世界一有名なキャラクターにまで及んでいるようだ。
なお、本作とは全くの無関係ながら、初代ミッキーとくまのプーさんの初共演映画『Mickey vs. Winnie(原題)』の製作もすでに決定しているという。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
夢の国はつまらない。 強くて、不気味な、怖いヤツ~♪『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』日本公開決定!
パドリックドメイン化した『蒸気船ウィリー』をホラー映画化し、あのミッキーが凶悪な殺人鬼と化す「MOUSE TRAP」が邦題『マッド・マウス~ミッキーとミニー~』として、2025年3月、全国公開の運びとなりました。
全世界の人々に愛されているあのミッキーがなんと凶悪な殺人鬼と化してしまった。
もうすぐ21歳の誕生日を迎えるアレックスは、バイト先のゲームセンターで店長から残業を頼まれる。一人きりの店内で不気味な人影を目撃し恐怖心を募らせるが、旧友たちが誕生日祝いのサプライズパーティーをしてくれたのだった。しかし、楽しい時間を過ごしていた彼女たちの前に、ミッキーマウス(のようなもの)が出現する・・・。
ウォルト・ディズニー社が1928年に公開した映画『蒸気船ウィリー』。2024年の1月1日に公開から95年を迎えついに著作権での保護期間が終了し、アメリカでパブリックドメインとなった。同じく原作の保護期間が終了した『くまのプーさん』のように、予想通り(?)のホラー映画として製作された。『蒸気船ウィリー』(じょうきせんウィリー、原題:Steamboat Willie)は、1928年11月18日にアメリカ合衆国で公開されたディズニー社製作の短編アニメーション作品でミッキーマウスの短編映画シリーズとして最初に公開された作品である。この作品がミッキーマウスとミニーマウスのデビュー作で、日本公開の情報解禁となった11月18日はミッキーとミニーの誕生日、もしくはスクリーンデビューの日とされている。
「悪夢のようなアトラクションで、ボクと一緒に遊ぼうよ」
ディズニーの大ファンだというジェイミー・ベイリー監督は、日本でも反響を呼んだ映画『プーあくまのくまさん』にインスパイアされて本作を製作。誰もが知る人気アイドルを、誰も知らないダークキャラへ激転させるという大胆かつ独創的なアイデアが観る者の好奇心を刺激する。本作に追随するかのように、初代ミッキーを悪キャラにした新作ゲームやアニメ製作が次々と発表されるなか、初代ミッキーとくまのプーさんの初共演映画『Mickey vs. Winnie(原題)』の製作も決定!
〝人気キャラクターのホラー化〟の頂点にいる“ミッキー”が果たしてどのような姿で登場するのか、今から楽しみだ。『マッド・マウス~ミッキーとミニー~』は、2025年3月全国公開。
監督・制作・編集・撮影:ジェイミー・ベイリー
脚本・製作:サイモン・フィリップス
作曲:ダーレン・モルゼ
出演:ソフィー・マッキントッシュ、マッケンジー・ミルズ、サイモン・フィリップス、カラム・シウィック
2024年/カナダ/英語/カラー/5.1chデジタル/スコープサイズ/94分/原題:MOUSE TRAP
配給:ハーク 配給協力:FLICKK ©MMT LTD 2024. All Rights Reserved.
<このニュースへのネットの反応>
クマが凶暴なのはすぐに理解できるけど、ネズミは大きさ的に問題あると思う
これも『キングダムハーツ』シリーズに出るのだろうか?
今って世界一有名なネズミってピカチュウじゃないの?